涙道の病気

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涙道の病気

涙嚢炎

鼻涙管閉塞により涙が涙嚢内に停滞する。そこに細菌感染が起こることによる。涙嚢内は膿で満たされ、圧迫により涙点より膿が逆流し、めやにが出ているように感じる。また細菌が涙嚢の壁をこえて涙嚢の周囲に炎症を生じたものを急性涙嚢炎といい、涙嚢の周囲に広範囲に発赤、腫脹し強い。

鼻涙管閉塞症

鼻涙管閉塞とは鼻涙管がつまる病気です。後天性のものは鼻や結膜疾患の波及、老年性の萎縮性変化に炎症性の癒着を伴って生じます。鼻涙管がつまると涙は鼻に抜けることが出来ず、涙嚢にたまったままになります。ここに細菌が感染すると涙嚢の中に膿がたまり、これが逆流して目頭の涙点より目やにのようになって出てきます。こうなったものを慢性涙嚢炎といいます。先天性のものは鼻涙管の鼻側出口に薄い膜が張っているために起こります。生後2,3週間すると、涙や目やにが出てきます。治療は細い針金を涙管に通して薄い膜を破りますが、先天性のものは自然に治癒することもあります。